柴犬の聖地!?「石号の里」を発見!!


石号は昭和の初めに、島根県石見地方から中村鶴吉さんによって、山出しされて東京へと送られた石州犬の雄犬です。昭和11年には、日本犬保存会第5回展覧会において、推奨犬に選ばれました。その後、秀れた子孫に恵まれて、石号は、なんと現在の柴犬の「祖犬」となったのです!

 

中村鶴吉さんに、名犬・石号を託したのは、島根県の下山信市(しもやまのぶいち)さんという方です。石州犬の調査のために、古い書籍を見ていてそのお名前を見つけました。

石号を紹介するページには、二人の名前が書かれていました。

 

登録者・中村鶴吉(東京)

繁殖者・下山信市(島根)

 

石号の出生地が、益田市であることはわかっていましたので、もしかしたら今でも、下山信市さんのお子さんかお孫さんが、益田市にいらっしゃるかもしれないと、私たちは「下山さん」を探し始めました。

そして日本犬保存会の島根支部長の柳尾さんに御尽力いただき、下山信市さんのお孫さんにたどり着くことができました。

 

その石号の古里がこちらです。なんと当時の家も残されていました。

 

 

下山信市さんのお孫さんの下山博之さんです。

伺った日は、ちょうど草刈りをされていました。お忙しい中でしたが、色々なお話をしていただきました。

(その内容は「聞き取り」コーナーをご覧ください)

 

ちなみに、この犬は、筆者宅の山陰柴犬です。柴犬の流れを汲んでいますので、もしかしたら石号の血も入っているかもしれません。子孫同士のご対面です!

 お宅は、山の中腹にあって、そこからの眺めがこちらです。

この棚田は、下山さんの田んぼで、今でもお一人で、お米を作っていらっしゃるとのことです。

 

こんな空気も水も綺麗なところでとれたお米は、それは美味しいことでしょう!

 

まさに「石号のふるさと米」ですね!

9月の稲刈りが済んだら、新米を少し譲ってくださいと図々しくお願いしてしまいました。

 

 

周りの風景をご覧いただきたいので、下から360度の動画を撮影してみました!



地元の自治組織「ぬくもりの里 二川(ふたかわ)」さんが、看板を作られました!

おいでになられた方は、ぜひ記念撮影をされてください。

 


ぜひ「石号の里」に行ってみたいという方は、お問い合わせください。

道案内をさせていただきます。

こちらに向かうまでは、こんな道やこんな光景が続きますが♪

 

まさに、柴犬の聖地とでも言えるステキなところですよ!